銀行に預けているだけではお金は増えない?預金と投資、どう使い分けるべきか会社員が考えてみた

お金の考え方

「銀行にお金を預けているのに、全然増えてる気がしない……」

こんなことを思ったことはありませんか?

僕もずっとそうでした。

給料が振り込まれたら銀行に入れて、必要なときにそこから使う。

それが当たり前だったので、

「銀行に預けておけば、とりあえず安心」

くらいにしか考えていなかったんですよね。

でも、お金の勉強を始めて、さらに自分でライフプランを作るようになってから、少し考え方が変わりました。

預金は「減らさないためのお金」として非常に大切。

一方で、長期間使わないお金まで全部預金に置いておけば安心、というわけでもない。

なぜなら、物価が上がれば、銀行口座の残高が変わらなくても、そのお金で買えるものが少しずつ減っていくからです。

今回は、普通預金や定期預金の金利、インフレとの関係、そして僕自身がライフプランを作って感じたことをもとに、

「預金と投資、どう使い分ければいいのか?」

について考えてみたいと思います。


この記事でわかること

この記事では、こんなことを整理します。

  • 普通預金・定期預金の金利は実際どのくらいなのか
  • なぜ「銀行に預けているだけ」では実質的にお金が減ることがあるのか
  • インフレが預金に与える影響
  • 僕がエクセルでライフプランを作って気づいたこと
  • 預金と投資をどう使い分ければいいのか
  • けいいち自身がどんな考え方でお金を管理しているのか

「投資は怖いけど、預金だけでいいのかな?」

そんな方にも読んでもらえたらと思います。


普通預金の金利って、実際どのくらい?

まずは、一番身近な普通預金から見てみましょう。

2025年4月時点の普通預金の平均年利率は、**0.182%**でした。

仮に100万円を1年間預けたとしても、単純計算で利息は約1,820円です。

もちろん、実際にはここから税金が引かれるので、手元に残る金額はさらに少なくなります。

「100万円預けて1年で1,820円か……」

こう考えると、正直かなり少なく感じますよね。

銀行によっても金利には差があります。

メガバンクなどでは0.1%前後のところもあれば、ネット銀行では条件次第でより高い金利が設定されている場合もあります。

なので、

「預金するなら、少しでも金利の高い銀行を選ぶ」

というのも一つの方法です。

ただ、ここで重要なのが、

「金利が高ければ、それだけで安心」というわけではない

ということです。

なぜなら、もう一つ考えなければいけないものがあるからです。

それがインフレです。


預金が「実質的に目減りする」ってどういうこと?

ここが今回、一番伝えたい部分です。

例えば、銀行に100万円を預けていて、1年後に100万1,000円になったとします。

数字だけを見ると、

「1,000円増えた!」

と思いますよね。

でも、その1年間で物価が2%上がっていたらどうでしょうか。

去年100万円で買えたものが、翌年には102万円必要になっている。

そうなると、銀行口座の残高は増えているのに、そのお金で買えるものは減っていることになります。

これが、いわゆる実質的な目減りです。

つまり、

預金金利 < 物価上昇率

という状態が続けば、預金の金額そのものは減っていなくても、お金の購買力は低下していくわけです。

これが「実質金利がマイナス」という考え方です。


「銀行に預けておけば安心」は半分正解、半分違う

ここで誤解してほしくないのが、

「じゃあ銀行預金はダメなの?」

という話ではありません。

むしろ僕は、預金はかなり重要だと思っています。

例えば、

  • 毎月の生活費
  • 近いうちに使う予定のお金
  • 急な病気やケガへの備え
  • 失業などに備える生活防衛資金
  • 子供の教育費など、数年以内に使う予定のお金

こういったお金まで投資に回す必要はありません。

株価は上がったり下がったりするので、必要なタイミングで大きく値下がりしていたら困ります。

だからこそ、

「すぐ使うお金は預金」

という考え方は、とても大切です。

問題なのは、何十年も使う予定のないお金まで、すべて預金だけで持ち続けることです。

そこには「インフレによって購買力が下がる」という別のリスクがあります。


定期預金なら、もう少し増える?

「普通預金より定期預金のほうが金利が高いんじゃない?」

もちろん、その通りです。

定期預金は、あらかじめ一定期間お金を預けることで、普通預金より高い金利が設定される商品です。

2025年4月時点の平均年利率は0.253%。

メガバンクの1年もの定期預金では0.40%程度という水準もありました。

100万円を0.40%で1年間預ければ、税引前の利息は約4,000円です。

普通預金よりは増えます。

しかも、定期預金には、

  • 元本が基本的に保証される
  • 普通預金より金利が高い
  • 半強制的に貯められる

というメリットがあります。

預金保険制度の対象となる預金であれば、1金融機関につき1人あたり元本1,000万円までとその利息が保護される仕組みもあります。

なので、

「使う予定がないから、とりあえず普通預金より少しでも有利なところに置いておきたい」

という場合には、定期預金も選択肢になります。

ただし、インフレ率が2〜3%程度ある状況では、金利0.4%では物価上昇に追いつきません。

つまり、

「定期預金ならインフレにも勝てる」わけではない

ということです。


僕がエクセルでライフプランを作って気づいたこと

ここからは、僕自身の話です。

FP(ファイナンシャルプランナー)に相談したあと、自分でもエクセルを使ってライフプランを作ってみました。

収入については、

「ボーナスがあまり出なかったら?」

という少し厳しめの条件で設定。

支出についても、

  • 住宅ローン
  • 食費
  • 外食
  • 服
  • 子供のお金
  • 旅行
  • その他の生活費

などをできるだけ細かく入力して、将来の資産残高がどうなるかを見てみました。

そこで驚いたのが、たった数%の違いでも、長期間になるとかなり大きな差になるということでした。

特に住宅ローンでは、

「金利が1%違うだけでこんなに変わるの?」

と思うくらい、最終的な返済額が変わります。

最初は、

「1%くらいなら大したことないでしょ」

と思っていたんですが、数十年という長い期間で考えると全然違う。

この経験から、

「お金は、長期間になるほど小さな差が大きくなる」

ということを実感しました。

そして、預金についても同じことを考えるようになりました。

仮に物価が毎年少しずつ上がっていけば、預金金利との差も長期的には無視できなくなります。

口座残高だけを見て、

「100万円あるから大丈夫」

と思っていても、その100万円で将来買えるものが今と同じとは限らない。

そう考えると、預金だけに頼ることにも別のリスクがあるんだな、と感じました。


ライフプランを作ると「なんとなく不安」が減っていった

ライフプランを作る前は、

「老後大丈夫かな……」
「住宅ローン大丈夫かな……」
「子供にどれくらいお金がかかるんだろう……」

と、なんとなく不安でした。

でも、エクセルに数字を入れてみると、

「この条件なら大丈夫」
「ここで支出が増えるとちょっと厳しい」
「このくらい投資に回しても問題なさそう」

というように、不安が具体的な数字に変わっていきました。

これは僕にとってかなり大きかったです。

今はマネーフォワード MEで日々の収支を確認しながら、たまにエクセルのライフプランも更新しています。

もちろん未来のことなので、100%当たるわけではありません。

それでも、

「何となく不安だから貯める」から「この未来に備えるために貯める」

に変わったのは大きな変化でした。


じゃあ、預金と投資はどう使い分ければいい?

ここはあくまで僕自身の考え方として聞いてください。

僕は、

「使う時期」でお金を分ける

という考え方が一番わかりやすいと思っています。

例えば、

① すぐ使うお金 → 預金

生活費や近いうちに必要になるお金。

これは値下がりして困るものではないので、預金で確保しておきます。

② もしものためのお金 → 預金

病気や失業、急な出費などに備える生活防衛資金。

ここも「増やす」より「守る」を優先します。

③ しばらく使わないお金 → 投資も検討

10年、20年先など、当面使う予定がないお金。

この部分については、インフレに負けないことも意識して、長期・分散投資を検討する。

僕はこんなイメージです。


「預金か投資か」ではなく、「預金も投資も」

僕自身、投資を始める前は、

「投資って怖いし、銀行に置いておけばいいんじゃない?」

と思っていました。

でも、勉強していくうちに、

「預金=安全」
「投資=危険」

という単純な話ではないとわかってきました。

投資には価格変動リスクがあります。

でも預金にも、インフレによってお金の価値が下がるリスクがあります。

つまり、

リスクがないお金の置き場所は存在しない

ということです。

だからこそ、

「全部預金」
「全部投資」

ではなく、

それぞれの役割に合わせて使い分ける。

これが僕には一番しっくりきています。


投資を始めるなら、無理のない範囲で

もちろん、

「預金より投資のほうが増えそうだから、全部投資しよう!」

というのもおすすめしません。

投資には元本割れの可能性があります。

特に、数年以内に使う予定のお金を投資に回してしまうと、必要なタイミングで相場が下落している可能性があります。

僕自身も、

「生活を苦しくしてまで投資する必要はない」

と思っています。

毎月10万円、20万円と無理して積み立てるより、

「この金額なら何年でも続けられる」

という金額でコツコツ続けるほうが大切です。

僕も投資を始めてから、無駄な外食や衝動買いが少しずつ減りました。

「投資に回すお金を確保したい」

という意識ができたことで、無理な節約をしなくても自然とお金の使い方が変わっていったんです。


預金と投資、どちらを優先する?

最後に、ざっくり比較してみます。

普通預金 定期預金 長期投資
元本保証 あり あり なし
リターン 低い 低い 変動する
インフレへの強さ 弱い 弱い 長期では比較的期待できる
引き出しやすさ ◎ △ △
向いているお金 生活費・緊急資金 しばらく使わない預金 長期間使わないお金

※投資のリターンは将来を保証するものではありません。

こうして見ると、どれが一番優れているという話ではないことがわかります。

「いつ使うお金なのか」

によって、適した置き場所が変わるんです。


まとめ

今回は「銀行預金だけでお金を持っていて大丈夫なの?」というテーマについて考えてみました。

ポイントをまとめると、

  • 普通預金の金利は低く、物価上昇率を下回ると実質的にお金の価値が目減りする
  • 定期預金は普通預金より金利が高いものの、インフレに追いつかない場合もある
  • 預金には「すぐ使える」「元本が守られる」という大きなメリットがある
  • 一方、長期間使わないお金をすべて預金に置くと、インフレによる購買力低下というリスクがある
  • 投資にも元本割れのリスクがあるので、すべてのお金を投資に回す必要はない
  • 「預金か投資か」ではなく、それぞれの役割に応じて使い分けることが大切
  • ライフプランを作ることで、「なんとなく不安」を具体的な数字に変えられる

僕自身、昔は「銀行に預けておけば安心」としか考えていませんでした。

でも、お金の勉強をして、実際に自分でライフプランまで作ってみると、

「お金をどこに置くか」も立派なお金の管理なんだな

と考えるようになりました。

預金をゼロにする必要はありません。

投資を無理にする必要もありません。

大切なのは、

「このお金はいつ使うのか?」

を考えて、その目的に合った場所に置いてあげること。

僕もまだまだ勉強中ですが、こうやって少しずつ「なんとなく」を減らしていければいいなと思っています。

一緒にお金のこと、学んでいきましょう!


※本記事は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。金利・物価・金融市場の状況は変化する可能性があります。投資には元本割れなどのリスクがあります。預金保険制度の対象範囲など、制度の詳細については最新の公的情報をご確認ください。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

タイトルとURLをコピーしました