「投資を始めたいけど、貯金がなくなったら怖い。どれくらい投資に回していいんだろう?」
この悩み、すごくわかります。
僕も最初はそこで悩みました。「貯金を削ってまで投資するのって大丈夫なの?」って。
正解は人によって違うんですが、考え方の基本はある程度決まっています。
今回はそれを、データと自分の経験をまじえてお伝えします。
この記事でわかること
- 日本人の貯金と投資の割合の現状
- 生活防衛資金(万が一のときの備え)の考え方
- 「まず貯金、それから投資」という順番の理由
- 育休・子育て中でも積立を続けられた実際の話
- けいいちが自分で使っている割合の決め方
日本人、実は投資にお金を回し始めている
まず客観的なデータをひとつ紹介します。
日本銀行の調査によると、2025年末時点で家計の金融資産に占める株式・投資信託の割合が過去最高の21.6%になりました。新NISAの普及もあり、現金・預金の比率が18年ぶりに50%を下回ったというデータも出ています。
「日本人は貯金好き」というイメージがありますよね。たしかにそれは今も続いていて、2,100兆円を超える家計金融資産のうち、現金・預金は依然として半分以上を占めています。でも少しずつ、投資に動くお金が増えてきているのは事実です。
ちなみに30代に絞ると、金融資産の平均は約844万円で、そのうち預貯金が約49.5%を占めているというデータがあります(J-FLEC 2024年調査)。全世代の中でも30代は預貯金の割合が最も高い世代なんだそうです。
投資への関心は高まっているけど、やっぱりまだ「全部預金派」が多い。そんなのが今の30代のリアルな姿のようです。
まず「手をつけてはいけないお金」を決める
一般的に、生活費の6ヶ月〜1年分は流動性の高い預金で持っておくのが目安とされています。これを「生活防衛資金」と呼びます。つまり、すぐに引き出せる形でキープしておくお金のことです。
なぜかというと、急な病気や失業があったとき、投資に回したお金はすぐに引き出せないことがあります。相場が下がっているタイミングで売らざるを得ない状況になったら、損が確定してしまいます。それを防ぐための「守りのお金」が生活防衛資金です。
数年以内に使う予定のあるお金(子供の教育費や車の買い替えなど)も、投資には回さず別で持っておくことが推奨されています。
この考え方はFP相談をしたときにも教えてもらいましたが、「投資は余剰資金でやるもの」というのが大前提です。
けいいちが実際にどうしているか
ここからは僕の話です。
うちは住宅ローンを変動金利で組んでいるので、万が一金利が上がったときの備えを生活防衛資金とは別に少し持つようにしています。子供も0歳でいつ何があるかわからないし、予備のお金はある程度手元に置いておきたいというのが正直なところです。
育休中は収入が2/3くらいになりました(今はもう職場復帰しています)。ただ最初の1ヶ月は制度の改正で100%以上もらえたのが大きくて、思ったよりは乗り越えられました。事前にエクセルでライフプランを自作して「このくらい収入が減っても大丈夫」という計算をしていたのも助かりました。
それでも想定外だったのは、子供の服がすごいスピードで小さくなること、ミルク代などの消耗品が思ったより高いことです。これは計算に入れていなかったので正直焦りました。「読めないコストってあるんだな」と実感しました。
そういう経験をふまえて、今は「生活防衛資金をしっかり確保した上で、残ったお金の中から投資に回す」というスタンスにしています。投資の割合をガチガチに決めるのではなく、まず生活に必要なお金・守るお金を確保してから、自然と残った分を積立に回す感じです。
節約については、携帯代を格安SIMに変えたくらいで、生活を極端に締めたりはしていません。苦しい生活をしてまで投資するのは違うと思っているので。ただ、「投資に回す意識」があるだけで、無駄な外食は自然と減りました。子供へのお金は変に削りたくないし、たまの外食で食べたいものを我慢するのもしたくない。そのバランスを大事にしています。
「割合」より「順番」を意識する
よく「収入の何%を投資に回すべき?」という質問を見ます。でも僕は、割合を先に決めるより、順番を決める方が大事だと思っています。
順番はこうです。
- 生活防衛資金を確保する(生活費の6ヶ月〜1年分を預金)
- 近いうちに使う予定のお金を別に取り置く(教育費・車・旅行など)
- 余った分から無理のない金額を積立に回す
「月10万円積み立てないといけない」と思うと苦しくなります。でも「余ったお金を積み立てよう」と考えれば、自然と無理のない金額が決まってきます。うちも最初から月10万円だったわけじゃなくて、少しずつ増やしていきました。
自分でライフプランをエクセルで作ったとき、金利が1%変わるだけでトータルの数字がびっくりするほど変わりました。「最悪の条件でも家計が破綻しない」を基準にしたとき、投資に回せる金額も自然と見えてきた気がします。
まとめ
- 30代の金融資産のうち、預貯金の割合が全世代で最も高い
- 生活費6ヶ月〜1年分の生活防衛資金を確保してから投資を始めるのが基本
- 割合を先に決めるより、「守るお金→近く使うお金→投資」の順番が大事
- 苦しい節約をしてまで投資するより、できる範囲で着実に続ける方が長続きする
- 育休中のような収入変動期は特に、事前に計算しておくと安心できる
貯金と投資のバランスに正解はないですが、「まず守る、余ったら増やす」という考え方は、僕にとってはしっくりきています。一緒にコツコツやっていきましょう!
※本記事は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。記載している制度・データは変更になる場合があります。最終的な判断はご自身でお願いします。

