「ZEHって聞いたことはあるけど、結局何のこと?」
「家を買うなら、ZEHってそんなに重要なの?」
住宅について調べ始めると、突然出てくる**「ZEH(ゼッチ)」**という言葉。
僕は最初、この言葉を知りませんでした。
そして2023年頃、ハウスメーカーの展示会で「ZEHって何ですか?」と聞いたところ、
「え、ZEHも知らないんですか?」
というような反応をされました。
正直、かなり恥ずかしかったです。
でも、あとから調べてみると、当時の僕がZEHを知らなかったこと自体、そこまで珍しいことではなかったんですよね。
むしろ、この経験から僕が強く感じたのは、
「知らないことは恥じゃない。でも、大きな買い物をするときは最低限の知識を持っておいたほうがいい」
ということでした。
今回は、当時の僕の体験談を交えながら、ZEHについて初心者向けにできるだけわかりやすくまとめます。
この記事でわかること
- ZEHとはそもそも何なのか
- 「ZEH」と「ZEH水準」は何が違うのか
- ZEHにはどんなメリット・デメリットがあるのか
- ZEHを知らなかった僕が展示会で恥ずかしい思いをした話
- 家を買うとき、ZEH以外に何を確認すればいいのか
そもそもZEHって何?
まず、ここからですよね。
ZEHとは「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略です。
ものすごく簡単に言うと、
「家で使うエネルギーを減らして、さらに太陽光発電などでエネルギーをつくり、年間のエネルギー収支をゼロ以下にすることを目指した住宅」
です。
経済産業省の定義でも、高い断熱性能や高効率設備によって省エネを実現し、再生可能エネルギーを導入することで、年間の一次エネルギー消費量を正味ゼロまたはマイナスにする住宅とされています。
イメージとしては、
① そもそもエネルギーをあまり使わない
↓
② 使う電気やガスなどを効率よくする
↓
③ 太陽光発電などでエネルギーをつくる
↓
④ 1年間で見たエネルギー収支をゼロ以下に近づける
という感じです。
ZEHは「太陽光を載せた家」という意味ではありません
ここは、僕も最初に勘違いしやすいと思ったところです。
「ZEH=太陽光パネルが載っている家」
と思ってしまいがちですが、それだけではありません。
大きく考えると、
① 断熱
壁や窓などの断熱性能を高めて、冷暖房のエネルギーを減らします。
② 省エネ
高効率のエアコンや給湯設備などを使って、必要なエネルギーを減らします。
③ 創エネ
太陽光発電などを利用して、自分の家でエネルギーをつくります。
この3つを組み合わせていくのがZEHの考え方です。
だから、
「太陽光を載せた=ZEH」
ではありません。
ここは家を買う前に知っておくと、営業担当者の話も理解しやすくなると思います。
「ZEH」と「ZEH水準」は同じじゃない
ここは現在の住宅情報を見るときに、ちょっとややこしいところです。
国土交通省の資料では、**「ZEH水準」と、太陽光発電などを含めた「ネット・ゼロ・エネルギー」**は区別されています。ZEH水準は、断熱性能や省エネ性能について一定の水準を満たした住宅を指します。
実際、現在は「ZEH水準住宅」「GX志向型住宅」など、似たような言葉が住宅広告にたくさん出てきます。
僕が家を探していたときに感じたのは、
「知らないと、営業担当者が何を言っているのか本当にわからない」
ということでした。
住宅って数千万円の買い物なのに、
「ZEHです」
「ZEH水準です」
「断熱等級○です」
「一次エネルギー消費量等級○です」
と専門用語が次々に出てきます。
だからこそ、最低限の言葉だけでも知っておく価値はあると思います。
実は「ZEHを知らない人」って僕だけじゃなかった
ここで、僕が少し救われたデータがあります。
住宅展示場協議会などの調査では、2018年時点で、住宅展示場を訪れた人のうち**ZEHについて「よく知っていた・少しは知っていた」と答えた人は30.5%**でした。
つまり、住宅展示場まで来ている人でも、当時は約7割がZEHを十分に知らなかったわけです。
もちろん2018年の調査なので、そのまま現在の認知度を表すものではありません。
でも、少なくとも僕がZEHを知らなかったことが「ありえないほどの知識不足」だったわけではなかったんだな、と少し安心しました。
一方で、現在はZEHや省エネ住宅そのものの重要性がかなり高まっています。
2025年4月からは、新築住宅について省エネ基準への適合が義務化され、国も2030年までにZEH水準の省エネ性能を新築住宅の標準にしていく方向を示しています。
だから今から家を買う人にとっては、
「ZEHなんて知らなくても大丈夫」ではなく、「今から少しずつ知っておいたほうがいい」
というのが僕の考えです。
そして僕は、ZEHを知らなくて馬鹿にされた
ここからは、僕自身の話です。
2023年頃、妻とマンション購入を考え始めていました。
子供をつくることも考え始めていて、
「将来的には3LDK以上がいいな」
「駅から近いほうがいいな」
「でも住宅ローン、大丈夫かな」
なんてことを夫婦で話していました。
まだマンションだけに絞っていたわけではなく、情報収集のためにハウスメーカーの展示会にも行きました。
そこでZEHという言葉が出てきました。
僕は知らなかったので、
「ZEHって何ですか?」
と聞きました。
すると、
「え、ZEHも知らないんですか?」
というような反応をされたんです。
今でも覚えています。
めちゃくちゃ恥ずかしかったです。
「そんなことも知らないのか」と言われたような気持ちになって、正直ちょっと傷つきました。
でも、今なら「知らなくても仕方ない」と思う
その出来事があってから、僕はZEHについて調べました。
そして思ったのが、
「いや、これ初見でわかるわけなくない?」
でした(笑)。
Net Zero Energy House。
一次エネルギー消費量。
断熱性能。
高効率設備。
創エネ。
ZEH Oriented。
Nearly ZEH。
普通に生活していたら、知らなくても全然おかしくない言葉ばかりです。
だから、
知らないこと自体は恥ずかしいことじゃない。
僕は今ではそう思っています。
ただし、
「知らないままで数千万円の買い物をする」のは危ない。
これは別の話です。
ZEHを調べて、僕が一番重要だと思ったこと
ZEHについて調べていく中で、僕が一番大事だと思ったのは、
「ZEHだから絶対にお得」と考えないこと
でした。
たとえばZEHには、
- 光熱費を抑えやすい
- 断熱性能が高く、快適な室内環境をつくりやすい
- 太陽光発電によって電気をつくれる
- 補助制度の対象になる場合がある
- 将来的な省エネ住宅の基準を意識できる
といったメリットがあります。
実際、国も省エネ性能の高い住宅に対する支援制度を用意しています。2026年の「みらいエコ住宅2026事業」でも、ZEH水準住宅や、それを上回るGX志向型住宅が補助対象として位置づけられています。
ただし、
高性能な住宅=必ず金銭的に得
とは限りません。
ZEHにも「お金の問題」はある
ZEHにするためには、当然ながらお金がかかります。
高断熱の窓や設備。
太陽光発電。
高効率の給湯設備。
場合によっては蓄電池など。
こうした設備には初期費用がかかります。
だから僕なら、
「ZEHだから買います!」
とは考えません。
むしろ、
「ZEHにすることで初期費用はいくら増える?」
「光熱費はどれくらい下がる?」
「補助金はいくら?」
「太陽光発電の発電量は?」
「メンテナンス費用は?」
「何年くらい使う想定?」
ここまで確認します。
そして、住宅ローンを含めた家計全体で無理がないかを見る。
これは僕が自分でライフプランを作った経験から、かなり強く思うことです。
「ZEHだから買う」ではなく「家全体を見る」
僕自身、住宅購入については一度大きな失敗をしています。
新築マンションを契約したものの、
「この金額、本当に大丈夫かな?」
と考え直して、最終的に解約しました。
そのときは手付金100万円も失いました。
だからこそ今は、
「この設備が良い!」
という一点だけで住宅を判断するのは怖いと思っています。
ZEHなのか。
駅から近いのか。
広いのか。
新築なのか。
中古なのか。
住宅ローンはいくらなのか。
金利が上がったらどうなるのか。
子供が生まれたら生活費はどう変わるのか。
旅行や外食を我慢しなくても生活できるのか。
こういうことを全部合わせて考える。
結局、住宅選びってそういうことなんじゃないかなと思います。
ちなみに、僕が今の家を選ぶまでにやったこと
住宅購入を経験した僕からすると、ZEH以上に大事だったのが、
「自分の家計で本当に払えるのかを知ること」
でした。
僕はFPに相談したあと、自分でもExcelでライフプランを作りました。
ボーナスは少なめに設定。
外食。
服。
旅行。
子供にかかるお金。
住宅ローン。
金利上昇。
いろいろ入れて計算しました。
そして、
「最悪の条件でも家計が破綻しないか」
を確認しました。
その結果、最初に契約した新築マンションは解約することになりました。
でも、その経験があったからこそ、最終的には今の中古マンションを納得して購入できました。
この経験から思うのは、
住宅の知識を増やすことと同じくらい、自分の家計を知ることが大切
ということです。
まとめ:知らないことは恥じゃない。でも、知識は自分を守ってくれる
今回の記事をまとめます。
- ZEHは、省エネと創エネを組み合わせて年間のエネルギー収支をゼロ以下にすることを目指す住宅
- ZEHには断熱性能や省エネ設備など、複数の要素がある
- 「ZEH」と「ZEH水準」は同じ意味ではないので注意
- 住宅購入を考えるなら、ZEHという言葉は知っておいて損はない
- ZEHだから必ず得とは限らず、初期費用や維持費まで考えることが大切
- 住宅選びでは、設備だけでなく家計全体を見ることが重要
そして、僕が一番伝えたいのはこれです。
知らないことは、恥ずかしいことじゃありません。
僕だってZEHを知りませんでした。
でも、知らないままにするのではなく、
「これって何?」
と思ったことを一つずつ調べていく。
それだけでも、住宅やお金について少しずつ自分で判断できるようになります。
僕自身、手付金100万円を失ったり、個別株で大きな損失を出したり、住宅購入で悩んだりしながら、少しずつお金の知識を身につけてきました。
だからこのブログでは、**「知らないことを恥ずかしがらず、一緒に勉強していく」**くらいの気持ちで、できるだけわかりやすくお金や住宅の話を書いていきたいと思っています。
僕もまだまだ勉強中です。
一緒に少しずつ学んでいきましょう。
※本記事は2026年8月時点で確認できる公的情報をもとに作成しています。ZEHの定義や補助制度などは変更される場合があります。住宅購入については、ご自身の状況に合わせて最新情報をご確認ください。

