「老後のお金、足りるのかな?」がずっと不安だった
老後にいくら必要なのか。
住宅ローンはちゃんと返せるのか。
子どもの教育費は大丈夫なのか。
育休で収入が減ったら家計はどうなるのか。
お金について考え始めると、次から次へと不安が出てきますよね。
僕も以前はそうでした。
「まあ、なんとかなるでしょ」と思う一方で、本当に大丈夫なのかは全然わからない。
この「なんとなく不安」という状態が、僕は一番嫌でした。
そこで最初に行ったのが、無料のFP相談です。
FPに相談してみたけど、「これで本当に大丈夫?」と思った
マンション購入を考えていた頃、ネットから申し込んでFPに相談しました。
収入や支出を整理してもらって、将来のお金についてシミュレーションしてもらいました。
もちろん、参考になる部分はありました。
「このくらい教育費がかかる可能性があります」
「住宅ローンを組むと、これくらいの負担になります」
といった感じで、今までぼんやりしていたものが数字になったのは良かったです。
ただ、僕には少し気になるところもありました。
「これって、うちの家庭に本当に当てはまるのかな?」
ということです。
たとえば子どもの教育費。
公立なのか私立なのか。
習い事をどれくらいするのか。
旅行には年間いくら使うのか。
外食は?
服は?
車は?
こういう部分って、家庭によって全然違いますよね。
平均値を使ったシミュレーションでは、どうしても「我が家の場合」が見えにくい。
そこで僕は、
「じゃあ、自分で作ってみよう」
と思いました。
エクセルを開いて、我が家の未来を全部入れてみた
僕が作ったのは、いわゆる**ライフプラン表(キャッシュフロー表)**です。
収入と支出、貯蓄残高などを年ごとに並べて、将来のお金の流れを確認するものです。
「この年は自分が何歳」
「妻は何歳」
「子どもは何歳」
「収入はいくら」
「住宅ローンはいくら」
「生活費はいくら」
「教育費はいくら」
という感じで、未来の家計を1年ずつ入力していきます。
そして僕が特に意識したのが、
「できるだけ楽観的にしない」
ということでした。
ボーナスは「たくさんもらえる前提」にしなかった
僕は会社員なのでボーナスがあります。
でも、ボーナスって絶対にもらえるものではありません。
会社の業績によって減る可能性もあります。
だったら、ライフプランでは最初から甘く見積もらないほうがいい。
そこで僕は、ボーナスについてかなり厳しめに設定しました。
「これだけもらえるはず!」
ではなく、
「もし減ったら?」
という前提で考えました。
これをやってみると、家計に余裕があるのか、それともギリギリなのかがかなり見えやすくなります。
外食も旅行も、できるだけ現実に近づけた
支出もざっくり「生活費30万円」みたいにはしませんでした。
外食。
服。
旅行。
車。
子どもの費用。
日用品。
できるだけ自分たちの生活に近い数字を入れていきました。
すると、あることに気づきました。
「思っていたより、普通にお金使ってるな……」
(笑)
でも、これがライフプランを作る意味なんですよね。
節約した理想の家計を作るのではなく、
「今の生活を続けたら、将来どうなるのか」
を見る。
ここが重要だと思っています。
一番びっくりしたのは「金利」だった
そして、僕がライフプランを作っていて一番驚いたのが住宅ローンでした。
僕は最終的に変動金利でマンションを購入しています。
だから、
「金利が上がったら家計はどうなる?」
を何パターンも試しました。
金利が1%以下の場合。
2%を超えた場合。
さらに厳しい条件にした場合。
すると、総返済額がかなり変わってきます。
月々の返済額だけを見ると、
「数千円くらいなら大したことないかな」
と思ってしまいます。
でも、それが何十年も続く。
小さな差が積み重なると、最終的には数百万円単位の差になる。
これを実際に自分のエクセルで見たとき、
「変動金利って、やっぱりちゃんと考えないと怖いな」
と改めて思いました。
「この条件なら家を買っても大丈夫」と自分で確認できた
逆に、ライフプランを作ったことで安心できた部分もあります。
僕がマンション購入を決めるときに一番怖かったのは、
「住宅ローンを払えなくなったらどうしよう」
ということでした。
そこで、
「収入が減ったら?」
「ボーナスが少なかったら?」
「金利が上がったら?」
「育休で収入が減ったら?」
と、悪い条件をどんどん入れてみました。
すると、
「少なくとも、このくらいまでなら家計は耐えられる」
というラインが見えてきました。
これが僕にとってはかなり大きかったです。
不安がゼロになったわけではありません。
でも、
「なんとなく大丈夫」
から、
「この条件なら大丈夫」
に変わった。
この違いはかなり大きいと思います。
育休に入ったときも、事前に計算していたから慌てなかった
実際に育休に入ると、収入は一時的に減りました。
僕の場合は収入が通常時の約2/3になり、妻の収入も減りました。
当然、毎月の家計は普段より厳しくなります。
さらに実際に子どもが生まれてみると、
「服、すぐ小さくなるな……」
「ミルクとか消耗品って意外とお金かかるな……」
みたいな、ライフプランを作っている段階では完全には想定できなかった出費もありました(笑)。
それでも、
「この時期は家計が苦しくなる」
ということを事前に把握していたので、そこまで焦りませんでした。
これもライフプランを作っていて良かったと思ったところです。
ライフプランは「未来を当てる表」じゃない
ここは、これから作る人に一番伝えたいところです。
ライフプランを作ると、
「30年後に貯金が○○万円になる!」
みたいな数字が出てきます。
でも、当然ながら30年後のことなんて誰にもわかりません。
給料も変わる。
物価も変わる。
子どもの進路も変わる。
住宅ローン金利も変わる。
だから僕は、ライフプランを**未来を予言するものではなく、「今の判断が将来どう影響するかを見るための道具」**だと思っています。
住宅ローンを500万円増やしたらどうなる?
毎月3万円投資したら?
旅行に年間50万円使ったら?
妻が仕事を続けたら?
こういう「もしも」を試すためのものです。
一度作ったら終わりじゃない
ライフプランは、作ったら完成ではありません。
むしろ、その後に更新していくことのほうが大事だと思っています。
僕自身、今はマネーフォワードMEで日々の家計を管理しながら、たまにライフプランも更新しています。
子どもが成長した。
住宅ローンの金利が変わった。
収入が変わった。
生活費が変わった。
こういうタイミングで数字を入れ直します。
最初から完璧なものを作る必要もありません。
まずは、
「今の生活を続けたら、10年後どうなる?」
くらいから始めても十分だと思います。
まとめ:お金の不安は「数字」にすると少し楽になる
僕は以前、
「老後のお金、大丈夫かな」
「家を買って大丈夫かな」
「子どもが生まれたらお金足りるかな」
と、漠然とした不安を感じていました。
でもエクセルでライフプランを作ってみると、その不安の正体が少しずつ見えてきました。
もちろん、作ったからといって未来が保証されるわけではありません。
それでも、
「なんとなく不安」
だったものを、
「この条件なら大丈夫そう」
とか、
「ここはちょっと危ないから対策しよう」
と考えられるようになった。
僕にとっては、それだけでも十分作った価値がありました。
もし今、
「老後のお金がなんとなく不安」
「住宅ローンを組んで大丈夫なのかわからない」
「子どもが生まれたら家計がどうなるのか怖い」
と思っているなら、一度自分の家計を数字にしてみるのもおすすめです。
難しい表を作る必要はありません。
まずは紙でもエクセルでもいい。
「自分の家のお金が、これからどう動くのか」
を一度眺めてみる。
それだけでも、漠然とした不安が少し整理されると思います。

