「積立NISAを始めたけど、相場が下がってきた。このまま続けていいの?売った方がいい?」
こういう不安、ありますよね。
僕も最初はそうでした。ちょっと含み損が出るだけで「どうしよう」って焦るんですよね。
今回は相場が下がった時にどう考えるかについて、客観的なデータと僕自身の体験を交えながら話していきます。
この記事でわかること
- 過去の相場はどれくらい下がって、どれくらいで回復したか
- 長期積立投資と元本割れの関係
- SNSの「売れ!」情報に惑わされた話
- 変動金利で住宅ローンを組んだ僕が投資を続ける理由
- 下がった時に「取るべき行動」と「取ってはいけない行動」
過去の相場は「下がっても戻ってきた」というデータ
まず、客観的な事実から確認しておきましょう。
過去の大きな下落を振り返ると、こんな感じです。
- リーマンショック(2008年):1ヶ月で約41%下落。回復まで約5年かかった
- コロナショック(2020年):4週間で約30%下落。しかしその後急回復、ほぼ元の水準に戻った
どちらも「もう終わりだ」という雰囲気になりましたが、結果的に相場は回復しています。
日経平均は2024年にはついに4万円台に到達しました。
さらに金融庁のデータで興味深いのが、長期積立の元本割れ率です。
- 保有期間5年 → 一部のケースで元本割れあり
- 保有期間20年 → どの期間をとっても元本割れなし
つまり「長く持ち続けるほど、損しにくくなる」ということです。
これは僕が積立を続ける一番の根拠になっています。
📌 参考:金融庁「資産形成の基本」NISA特設サイト
SNSの「早く売れ!」に惑わされた話
ここからは僕の話です。
投資を始めてしばらく経った頃、相場が少し揺れた時期がありました。
そのとき、SNSのタイムラインにこんな投稿が溢れてきたんです。
「S&P500急落!今すぐ売れ!損する前に逃げろ!」
正直、一瞬「え、売った方がいいの?」って思いました。
でもよく見ると、同じアカウントが翌日には「やっぱり買い場!」って言ってたりする。
SNSって盛り上がった情報ほど拡散される仕組みになっています。
極端な意見、煽るタイトル、そういうものが目立つんですよね。
閲覧数を稼ぎたい人の投稿と、本当に役立つ情報を見分けるのって最初は本当に難しい。
僕は一回この手の情報に引っ張られそうになって、「普遍的な知識を先に入れておかないと判断できない」と気づきました。
それからは金融庁の資料や証券会社の公式サイトを読むようにして、「この相場の動きは長い目で見たらどうなのか」を自分で判断できるように意識しました。
今は多少の下落では揺れなくなってきています。
変動金利の住宅ローンを抱えながら投資を続けるワケ
もう一つ、僕の状況として話しておきたいのが住宅ローンのことです。
1年半ほど前に中古マンションを変動金利で購入しました。
契約時の金利は0.75%でしたが、その後すぐに「1%に上がります」と言われてびっくりしました。
固定金利と最後まで迷いましたが、「最悪の条件でも破綻しない」という計算ができていたので変動を選びました。
住宅ローン控除(住宅購入後10〜13年間、税金が戻ってくる制度)が終わった後に繰り上げ返済(早めにまとめて返す方法)で対応できることも考慮しています。
今も金利が上がらないか少しびくびくしているのは正直なところです。
ただ、今の方針はシンプルで、「投資の運用益がローン金利を上回っている間は、繰り上げ返済より投資を優先する」というものです。
住宅ローンの金利が約1%に対して、投資の平均リターンが年2〜6%(金融庁データ)という実績があるなら、今は積立を続けた方が合理的だと判断しています。
ただ、これは僕の判断で、リスク許容度は人それぞれです。
焦って繰り上げ返済するより、余裕を持って投資を続ける方が今の僕には合っている、ということです。
下がった時に「やること」「やってはいけないこと」
最後に、整理してまとめておきます。
✅ やること
- 積立を止めない。下がっている時ほど安く買えているので、ドル・コスト平均法(定期的に一定額を買い続けることで購入単価を平均化する方法)の効果が出やすい
- SNSより公式情報を確認する。金融庁・証券会社の資料を読む習慣をつける
- 生活費を削りすぎない。苦しい生活をしながら投資するのは長続きしない
❌ やってはいけないこと
- 感情で売買する。「怖いから売る」は一番やりがちで、一番損しやすい行動
- SNSの煽りに従う。「早く売れ!」系の情報は翌日変わることが多い
- 全財産を投資に回す。万が一の生活費は現金で確保しておく
僕自身、過去に個別株で-20%の損失を出してコロナ禍で撤退した経験があります。
あの時は仕事中にトイレで株価を確認するくらい精神的に消耗していました。
今の積立投資に切り替えてから、あの頃の焦りがほとんどなくなったのは事実です。
まとめ
- 過去の相場は「必ず」ではないが、長期で見ると回復してきた実績がある
- 積立20年の運用では、元本割れがないというデータが金融庁から出ている
- SNSの「売れ!」情報は閲覧数狙いが多く、翌日には変わることもある
- 相場が下がっても積立を止めないことが、一番シンプルで有効な対策
- ただし生活を苦しくしてまで続けるのは違う。できる範囲でコツコツが正解
相場が下がると不安になるのは当然のことだと思います。
ただ、その不安を「正確な知識」で少し和らげることはできます。
一緒にコツコツやっていきましょう。
※本記事は2026年6月時点の情報をもとに作成しています。投資にはリスクが伴います。最終的な判断はご自身でお願いします。

