先取り貯金って本当に効果ある?30代会社員が実践してわかった「お金が貯まる仕組み」の作り方

家計・節約

「毎月がんばって節約してるのに、気づいたら給料日前にはお金がなくなってる……」

「先取り貯金ってよく聞くけど、本当に効果あるの?」

こんな経験、ありませんか?

僕も昔はそうでした。

「今月こそ貯金するぞ!」と思っていても、給料が入ると、

「今月はちょっと余裕があるな」

なんて思ってしまう。

そして月末になると、

「……あれ?もうこんなに減ってる?」

となるんですよね。

残ったお金を貯金しようとしても、なぜか毎月ほとんど残らない。

「自分はお金の使い方が下手なんじゃないか」

「もっと節約しないとダメなのかな」

と、自分の意志の弱さを責めたこともありました。

でも、お金について勉強していく中で、少し考え方が変わりました。

そもそも「余ったら貯金する」という方法自体が、貯金を続けるには難しいんじゃないか。

だったら、最初に貯金する分を確保して、残ったお金で生活すればいい。

いわゆる**「先取り貯金」**ですね。

今回は、先取り貯金がなぜ続けやすいのか、30代の貯蓄事情、そして僕自身が実際にやっている「自動でお金が貯まる仕組み」について、自分で調べたことと体験談を交えながらまとめてみます。


この記事でわかること

この記事では、こんなことを整理します。

  • 先取り貯金がなぜ効果的なのか
  • 30代の貯蓄事情は実際どのくらいなのか
  • 「残ったら貯金」が続きにくい理由
  • 先取り貯金のメリット・デメリット
  • いくらくらいから始めればいいのか
  • けいいちが実際にやっている「自動で貯まる仕組み」

「貯金したいけど、なかなかお金が残らない……」

そんな方の参考になればと思います。


30代の貯蓄って、実際どのくらい?

まずは、ちょっと現実的なところから見てみましょう。

金融経済教育推進機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査」では、30代の金融資産について、中央値と平均値にかなり大きな差があることがわかります。

平均値だけを見ると、

「30代ってこんなに貯金してるの?」

と驚くかもしれません。

でも、平均値は一部の大きな資産を持っている人の影響を受けます。

そこで参考にしたいのが中央値です。

2024年の調査では、30代の金融資産の中央値は90万円でした。

さらに、金融資産を保有していない世帯も一定数存在します。

単身世帯では約3割、2人以上世帯でも約4分の1が金融資産を保有していないという結果です。

「周りの人はみんなちゃんと貯金しているんだろうな……」

僕は以前、そんなふうに思っていました。

でも実際のデータを見ると、必ずしもそうではありません。

もちろん、90万円あれば安心という話でもありませんし、逆に90万円しかないからダメという話でもありません。

大事なのは、

「今いくらあるか」だけではなく、「これからどうやって貯めていくか」

だと思っています。

僕自身も昔は、お金があれば使ってしまうタイプでした。

だからこそ、「頑張って貯めよう」と考えるより、最初から貯める仕組みを作ってしまうことが大切だと感じています。


なぜ「残ったら貯金」ではお金が貯まらないのか?

先取り貯金の話をする前に、そもそもなぜ「残ったお金を貯金する」という方法が難しいのかを考えてみます。

例えば、給料が30万円だったとします。

「今月は30万円あるから、25万円くらいで生活して5万円残そう」

最初はそう思いますよね。

ところが、

  • 外食が増えた
  • 服を買った
  • 旅行に行った
  • 飲み会があった
  • 家電が壊れた
  • 子どもの出費が増えた

など、いろいろなことが起こります。

そして給料日前。

「今月も5万円残す予定だったのに、1万円しか残ってない……」

こうなりがちです。

もちろん、無駄遣いを減らすことも大切です。

ただ、ここで問題なのは、「貯金する」という行動を月末まで先送りしていることなんですよね。

手元にお金があると、

「これくらいなら使っても大丈夫」

という気持ちになりやすい。

だったら、最初から貯金する分を別にしてしまえばいい。

これが先取り貯金の基本的な考え方です。


先取り貯金とは?「余ったら貯める」の逆をやる

先取り貯金は、簡単に言えば、

「余ったお金を貯金する」のではなく、「先に貯金して、残ったお金で生活する」

という方法です。

例えば手取り30万円で、毎月3万円貯金するとします。

普通なら、

30万円 → 生活費などを使う → 残ったら貯金

ですよね。

先取り貯金なら、

30万円 → 3万円を先に貯金 → 残った27万円で生活

という形にします。

これだけです。

特別なテクニックではありません。

でも、この「順番を変える」だけで、お金の貯まり方はかなり変わります。

そして、できれば自分で毎月振り込むのではなく、自動的に移動する仕組みにしてしまうのがおすすめです。


先取り貯金が続けやすい3つの理由

僕が先取り貯金の良いところだと思っているのは、大きく3つあります。

① 意志力に頼らなくていい

これが一番大きいと思います。

「毎月ちゃんと貯金しよう」

と意識し続けるのって、意外と大変ですよね。

仕事で疲れている日もあれば、欲しいものが見つかる日もある。

毎回、

「これは買っていいかな?」

「今月はいくら残せるかな?」

と判断するのは、それだけで疲れます。

先取り貯金なら、最初に決めた金額を自動的に移してしまいます。

つまり、

「貯金するかどうか」を毎月考えなくていい。

これがかなりラクです。


② 残ったお金で生活する習慣ができる

先に貯金すると、当然ながら使えるお金は減ります。

最初は、

「ちょっと少ないな……」

と感じるかもしれません。

でも、意外と人間はその金額に慣れていきます。

例えば手取り30万円で毎月3万円を先取りすると、生活費は27万円。

最初から27万円しかないと思えば、その範囲でやりくりするようになります。

逆に30万円全部が口座にあると、

「今月は30万円使える」

という感覚になってしまう。

だからこそ、「使っていいお金」と「貯めるお金」を最初から分けることには意味があります。


③ 自動化すれば、さらにラクになる

先取り貯金をするなら、僕はできるだけ自動化することをおすすめします。

銀行の自動振替などを利用して、

「給料が入ったら、決まった金額を別口座へ移す」

という仕組みにしておけば、自分で毎月操作する必要もありません。

貯金を「頑張ってやること」ではなく、

「勝手に行われること」

にしてしまうわけです。

これは投資の積立にも同じことが言えます。

「今月余裕があったら投資しよう」

ではなく、

「毎月決まった日に自動的に積み立てる」

という仕組みにしてしまう。

僕自身、これがかなり続けやすい方法だと感じています。


「手取りの10〜20%を貯金」は本当に正解?

先取り貯金について調べていると、

「手取りの10〜20%を貯金しましょう」

という話をよく見かけます。

例えば手取り30万円なら、

  • 10% → 3万円
  • 20% → 6万円

という計算ですね。

目標を決めるうえでは、こうした数字を参考にするのもいいと思います。

ただ、僕は**「20%貯められないとダメ」と考える必要はない**と思っています。

住宅ローンがある人。

子どもがいる人。

家賃が高い地域に住んでいる人。

教育費が大きい人。

人によって家計の状況は全然違います。

だから、

「毎月いくら貯めるのが正解か」ではなく、「無理なく続けられる金額はいくらか」

で考えたほうがいいと思います。

月5万円貯めて3ヶ月で挫折するより、

月1万円でも5年、10年と続けられるほうが、結果的には大きな資産になります。

最初から完璧を目指す必要はありません。


まずは「生活防衛資金」を作ることも大切

ここは、先取り貯金を始めるうえで注意したいポイントです。

「貯金を増やしたい!」

と思って、毎月の給料からできるだけ多く積み立てる。

これは一見よさそうですが、手元のお金がほとんどなくなってしまうのは危険です。

例えば、

  • 急な病気やケガ
  • 家電の故障
  • 車の修理
  • 冠婚葬祭
  • 一時的な収入減少

など、突然まとまったお金が必要になることがあります。

そこで僕は、

まず生活に必要なお金や、もしものためのお金を確保する。

そのうえで、余裕のある部分を先取りで貯める、という順番がいいと思っています。

「生活費の3〜6ヶ月分」という考え方もよくありますが、これもあくまで目安。

会社員なのか、自営業なのか。

収入が安定しているのか。

住宅ローンがあるのか。

家族構成はどうなのか。

こうした条件によって必要な金額は変わります。

大切なのは、**「貯金額を最大化すること」ではなく、「急な出費があっても家計が崩れない状態を作ること」**です。


けいいちが実際にやっていること

ここからは僕自身の話です。

僕が若い頃、パチスロにはまっていた時期がありました。

当時は毎月かなりカツカツで、

「お金を貯めたい」

と思っていても、なかなか貯まりませんでした。

今振り返ると、そもそも貯める仕組みがなかったんですよね。

給料が入ったら、そのお金を普通に使う。

そして月末に残ったら貯金。

でも、残らない。

今思えば当然だったのかもしれません。

あの頃の自分に言えるなら、

「意志でどうにかしようとするんじゃなくて、先に別にしておけ」

と言いたいです(笑)。

今は、銀行の口座や証券口座を使い分けながら、できるだけ自動でお金が動くようにしています。

投資についても、楽天証券で夫婦合算で月10万円以上を積み立てています。

給料が入ったあとに自動的に積立されるので、

「今月はちょっと気分が乗らないからやめよう」

という判断をする必要がありません。

これが本当にラクなんです。


「先に貯める」と、残ったお金の使い方も変わった

先取りでお金を貯めるようになって、僕自身が感じた変化があります。

それは、

「残ったお金でどう生活するか」を考えるようになったこと。

以前は、

「今月まだこれだけ残ってる」

という感覚でお金を使っていました。

でも先に貯金や投資に回すようになると、

「今月使えるのはこのくらい」

と最初からわかります。

すると自然に、

「この外食、本当に必要かな?」

「これ買わなくてもいいかな?」

と考えるようになりました。

無理に節約しようとしているわけではないのに、少しずつお金の使い方が変わっていったんです。

僕にとっては、これが先取りの大きなメリットでした。


先取り貯金と「先取り投資」は考え方が同じ

ここまで読んで、

「これって投資にも同じことが言えるんじゃない?」

と思った方もいるかもしれません。

その通りだと思います。

例えば、

給料 → 生活費 → 余ったら投資

ではなく、

給料 → 投資する分を先に積み立てる → 残ったお金で生活

という考え方です。

NISAなどの積立投資も、毎月決まった金額を自動的に積み立てることができます。

ただし、ここは貯金と違って元本保証ではありません。

投資には価格変動があるので、生活費や近いうちに使う予定のお金まで投資する必要はありません。

僕自身は、

「近いうちに使うお金は預金、長期間使わない余裕資金は投資も検討する」

という考え方です。

先取りすること自体が目的ではなく、お金の目的に合わせて先に確保することが大切だと思っています。


じゃあ、いくらから始めればいい?

「先取り貯金をやってみたいけど、いくらにすればいいかわからない」

という方も多いと思います。

僕なら、最初はかなり小さく始めます。

例えば、

月1万円。

これでも十分です。

月1万円なら、

  • 1年 → 12万円
  • 5年 → 60万円
  • 10年 → 120万円

になります。

もちろん途中で引き出したり、収入や支出が変わったりするので、単純にこの金額がそのまま残るわけではありません。

それでも、「毎月1万円を貯める」という習慣そのものには意味があります。

慣れてきたら、

「もう1万円増やせそう」

と思ったタイミングで金額を上げればいい。

逆に、

「ちょっと厳しいな」

と思ったら減らしてもいい。

最初から完璧な金額を設定する必要はありません。

大切なのは、まず仕組みを作ることです。


先取り貯金を始めるなら、最初にやること

もし今日から始めるなら、僕ならこの順番でやります。

① 毎月の手取りを確認する

まず、実際にいくら使えるのかを確認します。

給与明細を見て、

「手取りはいくらなのか」

を把握するところからスタートです。

② 毎月の支出をざっくり把握する

家賃、食費、光熱費、通信費など、大きな固定費から確認します。

最初から1円単位で家計簿をつける必要はありません。

③ 無理のない金額を決める

「これなら毎月続けられる」という金額を決めます。

最初は1万円でも十分です。

④ 自動で移動する設定をする

銀行の自動振替などを使って、給料が入ったら自動的に貯金用口座へ移す仕組みを作ります。

ここまでできれば、毎月頑張って貯金する必要はありません。

仕組みがあなたの代わりに貯めてくれます。


まとめ

今回は、先取り貯金について考えてみました。

ポイントをまとめると、

  • 30代の金融資産には大きな個人差があり、金融資産を持っていない世帯も一定数いる
  • 「残ったら貯金」は、毎月続けるのが意外と難しい
  • 先に貯金して、残ったお金で生活するほうが仕組みとして続けやすい
  • 先取り貯金は意志力に頼らず、自動化することでさらにラクになる
  • 「手取りの10〜20%」などの数字はあくまで目安で、自分の家計に合わせることが大切
  • まずは生活防衛資金を確保し、そのうえで無理のない金額を積み立てる
  • 月1万円など、小さな金額から始めてもいい
  • 貯金だけでなく、長期の余裕資金については積立投資という選択肢もある

僕自身、昔は「もっと節約しないとお金は貯まらない」と思っていました。

でも今振り返ると、必要だったのはもっと強い意志ではなく、もっとラクに続けられる仕組みだったんですよね。

パチスロにハマっていた頃の自分には、そもそも「先に貯める」という発想がありませんでした。

今は、給料が入ったら先に貯金や投資に回す。

そして、残ったお金で生活する。

たったこれだけですが、以前よりもずっとお金の管理がラクになりました。

貯金がなかなかできないからといって、

「自分は意志が弱い」

と責める必要はないと思います。

まずは、

「頑張って貯める」のではなく「勝手に貯まる仕組みを作る」

ところから始めてみてはいかがでしょうか。

月1万円でも、月5,000円でも大丈夫。

大切なのは、無理なく続けられる仕組みを作ることです。

僕もまだまだ勉強中ですが、こうやって少しずつお金の管理をラクにしていければいいなと思っています。

一緒に少しずつ、仕組みを育てていきましょう!


※本記事は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。記載しているデータや制度は変更になる場合があります。貯蓄・投資の方法は、収入や家族構成、資産状況などによって適したものが異なります。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。

タイトルとURLをコピーしました