複利って結局なにがすごいの?初心者でもわかる仕組みを数字で解説します

お金の考え方

「複利ってすごいって聞くけど、結局なにがそんなにすごいの?」

「元本とか単利とか、言葉は聞いたことあるけど、正直よくわかってない……」

投資について調べていると、かなりの確率で出てくるのが**「複利」**という言葉です。

「複利を味方につけよう!」

「投資は複利がすごい!」

なんて話もよく聞きますよね。

でも、僕も最初は正直ピンときませんでした。

なんとなく、

「増えたお金にもさらに利益がつくんでしょ?」

くらいの理解。

もちろん間違ってはいないんですが、

「じゃあ、それによって実際どれくらい差が出るの?」

と言われると、全然イメージできなかったんですよね。

ところが、実際に数字を入れて計算してみると、これがかなり大きな差になります。

今回は、そんな「複利」について、

元本・単利・複利の違いから、実際にどれくらいお金が変わるのかまで、できるだけわかりやすく整理してみます。

僕自身が複利について考えるようになったきっかけや、実際に投資を続けるうえで意識していることも合わせて紹介します。

一緒に理解していきましょう!


この記事でわかること

この記事では、こんなことを解説します。

  • 元本・単利・複利の違い
  • 複利によって、実際どれくらい差が出るのか
  • お金が2倍になるまでの期間がわかる「72の法則」
  • 複利を活かすために大切なこと
  • けいいちが実際の投資で意識していること

「複利って言葉は知ってるけど、ちゃんと説明できない」

という方にも、できるだけわかりやすくまとめてみました。


そもそも「元本・単利・複利」って何が違うの?

まずは、言葉の意味から整理してみましょう。

元本とは?

**元本(元金)**とは、最初に用意したお金のことです。

例えば100万円を投資した場合、

元本=100万円

です。

その後、利益が出て110万円になったとしても、最初に入れた100万円が元本になります。


単利とは?

単利は、最初の元本に対してだけ利益がつく仕組みです。

例えば、100万円を年利4%で単利運用したとします。

毎年、

100万円 × 4% = 4万円

の利益が出ます。

この4万円を元本に組み入れないので、

  • 1年後 → 104万円
  • 2年後 → 108万円
  • 3年後 → 112万円
  • 10年後 → 140万円

というように、毎年4万円ずつ増えていきます。

30年間なら、

4万円 × 30年=120万円

なので、利益は120万円です。


複利とは?

一方の複利は、少し違います。

複利では、最初の元本だけではなく、それまでに増えた利益も含めて次の利益を計算します。

例えば100万円を年利5%で運用すると、

1年目は、

100万円 × 5%=5万円

なので、105万円になります。

そして2年目は、

105万円 × 5%=5.25万円

です。

つまり、2年目には最初の100万円だけではなく、前年に増えた5万円にも利益がついているわけです。

さらに3年目になると、

110.25万円 × 5%=約5.51万円

の利益になります。

このように、

「増えたお金が、さらにお金を生み出す」

というのが複利の特徴です。


数字で見ると、複利のすごさがわかる

ここからが本題です。

「複利ってすごい」と言われても、実際にどれくらい違うのかがわからないと、なかなか実感できませんよね。

そこで、元本100万円・年利4%・30年間という条件で、単利と複利を比べてみます。

運用方法 30年後の利益
単利 120万円
複利 約224万円

同じ100万円。

同じ年利4%。

同じ30年間。

それでも、利益には100万円以上の差が出ます。

僕も最初にこの数字を見たとき、

「え、こんなに違うの?」

と思いました。

複利の特徴は、最初からものすごい勢いで増えることではありません。

むしろ最初は、

「ちょっと増えたかな?」

くらいです。

でも時間が経つにつれて、利益がさらに利益を生むことで、少しずつ増加のスピードが上がっていきます。

よく「雪だるま式」と表現されますが、まさにそんなイメージですね。


複利は「増える金額」が少しずつ大きくなる

もう少し具体的に見てみましょう。

元本100万円を年利5%で複利運用した場合、

1年目

100万円 × 5%

= 5万円の利益

合計105万円。

2年目

105万円 × 5%

= 5.25万円の利益

合計110.25万円。

3年目

110.25万円 × 5%

= 約5.51万円の利益

合計約115.76万円。

ここで注目したいのは、

毎年5万円ずつ増えているわけではない

ということです。

5万円だった利益が、

5.25万円になり、

5.51万円になり、

その後も少しずつ大きくなっていきます。

つまり、

利益が次の利益を生む

という状態が続いていくんですね。

これが複利の面白いところです。


「72の法則」を使えば、お金が2倍になる年数がわかる

複利について調べていると、もう一つ面白いものが出てきます。

それが**「72の法則」**です。

これは、

72 ÷ 年利 = お金が約2倍になるまでの年数

という簡単な計算です。

例えば年利3%なら、

72 ÷ 3=24年

なので、約24年でお金が2倍になる計算です。

年利5%なら、

72 ÷ 5=14.4年

なので、約14年半で2倍。

かなり簡単ですよね。


逆に「10年で2倍にするには?」も計算できる

この法則は逆向きにも使えます。

例えば、

「10年でお金を2倍にしたい」

とします。

その場合、

72 ÷ 10=7.2

なので、約7.2%の利回りが必要という目安になります。

もちろん、実際の投資では毎年同じ利回りになるわけではありません。

あくまで「ざっくり計算するための目安」です。

それでも、

「この利回りなら、だいたい何年くらいかかるんだろう?」

と考えるときには便利な方法です。


銀行預金で考えると、複利の力がさらにわかる

ここで、ちょっと身近な例を考えてみます。

例えば年利0.1%なら、

72 ÷ 0.1=720年

です。

もちろん、実際の預金金利は銀行や時期によって変わりますし、単純にこの数字だけで判断するものではありません。

ただ、

「低金利では、お金が増えるスピードがかなり遅い」

ということはイメージできると思います。

逆に、年利5%なら約14.4年。

この差を見ると、

「長い期間を使ってお金を育てる」

という複利の考え方が、なんとなく見えてきますよね。

ただし、投資の場合は銀行預金と違って元本保証ではありません。

毎年5%ずつ確実に増えるわけでもないので、

「年利5%なら14年で絶対に2倍になる」

という意味ではありません。

ここは注意しておきたいところです。


けいいちが複利を実感したきっかけ

ここからは僕自身の話です。

正直、僕が複利の重要性を実感したのは、自分でライフプランを作ったことがきっかけでした。

以前FP(ファイナンシャルプランナー)に相談したあと、

「もっと自分でも細かく確認してみたい」

と思って、エクセルでライフプランを作ってみたんです。

収入だけではなく、

  • 毎月の生活費
  • 住宅ローン
  • 教育費
  • 外食
  • 旅行
  • その他の支出

などをできるだけ細かく入力して、将来のお金がどうなるのかをシミュレーションしました。

そこで住宅ローンの金利を変えてみたところ、

1%以下で計算した場合と2%を超える場合で、総返済額が数百万円単位で変わる

という結果になりました。

「金利が1〜2%違うだけでしょ?」

くらいに思っていたので、これはかなり驚きました。

長期間になると、小さな金利差でも大きな金額になる。

この経験があったからこそ、

「時間って、お金にものすごく大きな影響を与えるんだな」

と実感するようになりました。

そして、それは複利について考えるときにも同じなんですよね。


過去に個別株で失敗したからこそ「続けること」を大切にしている

僕は以前、個別株で20%近い損失を出した経験があります。

当時はかなり精神的にもきつかったです。

だからこそ今は、

「とにかく高いリターンを狙おう」

というより、

「無理なく長く続けられる仕組みを作る」

ことを大事にしています。

現在は楽天証券でNISAを利用して、投資信託を毎月コツコツ積み立てています。

複利は、時間が長くなるほど効果を発揮しやすい仕組みです。

だからこそ、途中でやめてしまうより、

「無理なく続けられる金額で積み立てる」

ことのほうが大切だと思っています。

僕の場合は、自動積立にして、

「毎月自分で頑張って投資する」

というより、

「気づいたら積み立てられている」

状態を作るようにしています。

これなら相場が上がっているときも、下がっているときも、感情に左右されにくいです。


複利を活かすために意識したい3つのこと

複利について理解したところで、最後に僕が大切だと思っていることを3つ紹介します。

① できるだけ長く続ける

複利は、時間が長くなるほど効果が大きくなります。

そのため、

「いつ始めるか」も大切です。

「もっと勉強してから始めよう」

と思っているうちに時間だけが過ぎてしまうこともあります。

もちろん、何も知らずに始める必要はありません。

ただ、基本的な仕組みを理解したうえで、無理のない範囲から始めるという考え方も大切だと思います。


② 利益を再投資する

複利の効果を活かすためには、利益をそのまま運用に回すことも重要です。

例えば投資信託なら、分配金を受け取って使うのではなく、再投資することで運用に回るお金を増やしていく方法があります。

ただし、投資信託の場合は「分配金を出す=儲かった」というわけではありません。

商品によって仕組みが違うので、単純に「分配金が多いものを選べばいい」という考え方はしないほうがいいでしょう。


③ 余裕資金で投資する

そして、個人的にはこれが一番大切だと思っています。

生活に必要なお金まで投資に回さないこと。

投資には元本割れのリスクがあります。

相場が大きく下落したとき、

「来月の生活費が必要だから売らないと……」

となってしまうと、損失を確定させることにもなりかねません。

だからこそ、

生活費や緊急時のお金を確保したうえで、余裕資金で投資する。

この順番が大切です。

複利を活かすために無理をして投資するのではなく、

「長く続けられる環境を作る」

ことを優先したいですね。


まとめ:複利は「時間を味方につける仕組み」

今回は「複利って何がそんなにすごいの?」というテーマについて、自分なりに整理してみました。

ポイントをまとめると、

  • 元本は最初に用意した元手のお金
  • 単利は最初の元本に対してだけ利益がつく
  • 複利は、それまでに増えた利益も含めて次の利益を生み出す
  • 100万円・年利4%・30年では、単利と複利で利益に100万円以上の差が出る
  • 72の法則を使えば、お金が約2倍になるまでの期間を簡単に計算できる
  • 複利を活かすには、長く続けることが大切
  • 利益を再投資することで、複利の効果を活かしやすくなる
  • ただし、投資には元本割れのリスクがあるため、余裕資金で行うことが重要

僕も最初は、

「複利って、利息に利息がつくってだけでしょ?」

くらいに思っていました。

でも実際に数字を入れて計算してみると、時間が長くなるほど、その差が大きくなることがわかりました。

特に僕自身、ライフプランを作ったり、住宅ローンの金利差を計算したりしたことで、

「お金は時間と一緒に考えないと、本当の差が見えてこない」

と感じるようになりました。

だから今は、無理に大きな金額を投資するより、

「無理なく続けられる仕組みを作る」

ことを意識しています。

複利は、一発で大きく儲けるための魔法ではありません。

むしろ、

小さな積み重ねを、時間をかけて大きくしていく仕組み

なんだと思います。

早く知っておくだけでも、お金との付き合い方は少し変わるかもしれません。

僕もまだまだ勉強中ですが、一緒に少しずつお金のことを学んでいきましょう!


※本記事は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。投資には元本割れなどのリスクがあります。また、過去の運用実績が将来の運用成果を保証するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします

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