「NISAもiDeCoも気になってるけど、結局どっちを先に始めればいいの?違いもよくわからなくて…」
そう思っている方、めちゃくちゃ多いと思います。
僕自身も最初はまったく同じ状態でした。
どちらも「お得な制度」というのはなんとなくわかる。でも違いが複雑で、どこから手をつければいいか迷ってしまう。今回はそんな悩みに、投資歴1年半の会社員けいいちが正直にお答えします。
この記事でわかること
- NISAとiDeCoの基本的な違い
- 最新の利用者数データ(2025〜2026年時点)
- 専門家はどちらを勧めているか
- けいいちが「まずNISA」と判断した理由
- 初心者がどちらを先に始めるべきか
NISAとiDeCoの違いをざっくり比較
まずは基本から整理します。
NISAは、金融庁が管轄する制度で、投資で得た利益(売却益・配当など)が非課税になる仕組みです。つまり、普通なら利益に約20%の税金がかかるところ、NISAを使えば0円になるということです。
年間の投資上限は最大360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)、生涯で使える枠は1,800万円。そしていつでも引き出せるのが大きな特徴です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、厚生労働省が管轄する私的年金制度です。自分で掛金を積み立てて運用し、老後資金を準備するための仕組みです。
最大の特徴は掛金が全額、所得控除の対象になること。つまり、毎月積み立てるだけで、その年の税金(所得税・住民税)が減るということです。運用益も非課税です。
ただし、原則60歳まで引き出せないというルールがあります。ここが一番大きな違いです。
| 項目 | NISA | iDeCo |
|---|---|---|
| 引き出し | いつでも可 | 原則60歳まで不可 |
| 所得控除 | なし | 掛金全額が対象 |
| 年間上限 | 最大360万円 | 最大81.6万円 |
| 非課税 | 運用益が非課税 | 運用益が非課税(受取時に課税あり) |
利用状況と制度の動き(2025〜2026年データ)
NISAの口座数は2025年6月末で約2,696万口座に達しています。政府目標は2027年末までに3,400万口座なので、かなりのペースで伸びています。
一方、iDeCoの加入者数は2026年4月時点で約395万人。NISAと比べると少なく、加入率はまだ1割にも満たない状況です。
また、iDeCoは今後制度が拡張される予定で、加入可能年齢が現行の65歳未満から70歳未満に引き上げられる方針が示されています。拠出上限も月額6.2万円に変更予定です。制度としての注目度は今後さらに上がっていくと思います。
専門家はどう言っているか
複数の専門家や公的機関の見解をまとめると、おおむね次のような意見に分かれています。
「まずNISAから」派は、確定拠出年金アナリストの大江加代氏。「若いうちは換金性の高いNISA優先でいい、40代からiDeCoを始めても遅くない」という考え方です。マネックス証券も「長期運用が前提で、引き出しの縛りがないNISAから始めるのがベター」としています。
「iDeCo優先」派はFPの山崎俊輔氏。「安定した将来設計を考えるならiDeCoを優先すべき」で、掛金が所得控除になる分、同額をNISAに入れるより受取額が多くなる可能性が高いと説明しています。
「どちらも使う」が正解という立場は金融庁の公式サイト。「NISAとiDeCoはどちらも良いので、どちらも使うのが正解」としつつ、老後資金ならiDeCo・それ以外ならNISAと整理しています。
けいいちがNISAを先に始めた理由
一般的にはどちらも使うのが正解と言われていますが、僕が先にNISAを選んだのには理由があります。
0歳の子供がいる今、お金はすぐに動かせる状態にしておきたかったんです。
子供の教育費、急な出費、想定外の支出。特に子育て中は何があるかわからないので、60歳まで引き出せないiDeCoに最初から資金を縛るのが正直怖かったです。
それと、以前FP相談に行った時に感じたことがあって。収入と支出のバランスを見える化できたのは良かったんですが、「ライフプランによってお金のかかり方が全然違う」ということを実感したんです。子供の進路、マイホームの修繕費、親の介護…想定しきれないことが多すぎる。そういう状況で流動性のない資産を増やすのは、自分には合わないと判断しました。
あと個人的な理由としては、過去に100万円単位で痛い目を見た経験があるので、自由に動かせるお金を確保しておきたいという気持ちが強いです(その話はまた別の記事で書いています)。
そうは言っても、iDeCoの所得控除メリットはすごく大きいです。特に収入が安定している会社員の方には、節税効果が直接手取りに反映されます。NISAに慣れてきた頃に、iDeCoも少額から始めることを検討しています。
2027年からは子供のためのこどもNISA(年間60万円・生涯600万円の非課税枠)も始まる予定なので、うちはまずそちらを視野に入れながら、iDeCoは少し後回しにする方針です。
読者へのアドバイス
最終的には「どちらが正解」ではなく、自分の状況に合った順番で始めることが一番大事だと思います。
- 今すぐお金を動かせる状態にしておきたい→NISAを先に
- 節税効果を最大限に活かしたい・老後資金に特化したい→iDeCoを先に、またはNISAと並行で
どちらにも「絶対にこっちが正解」はありません。迷ったらまずNISAから始めて、慣れてきたらiDeCoを追加する流れが、初心者には入りやすいと思います。
大切なのは、始めないことが一番のリスクだということ。僕も最初は怖くて一歩踏み出せませんでしたが、行動してみて本当に良かったと感じています。
まとめ
- NISAは「いつでも引き出せる・運用益が非課税」、iDeCoは「60歳まで引き出せないが掛金が所得控除になる」
- 専門家の意見は分かれているが、初心者にはNISAから始めるのがおすすめという声が多い
- けいいちはNISAを先に選んだ。子育て中で流動性を確保したかったのが一番の理由
- iDeCoの節税メリットは大きい。NISAに慣れたらiDeCoも並行で検討する価値あり
- 大事なのは、迷いながらでも始めること
一緒に学んでいきましょう!
※本記事は2026年6月時点の情報をもとに作成しています。制度の詳細や数値は変更される可能性がありますので、最新情報は金融庁・厚生労働省の公式サイトをご確認ください。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

