「老後のお金って実際どのくらい必要なの?なんとなく不安だけど、数字でちゃんと把握できていない…」
こういう漠然とした不安、ありませんか?
僕も以前はそうでした。「なんとなくやばいかも」という感覚はあるのに、具体的に何がやばいのかがわからない。そのモヤモヤをなんとかしたくて、FP相談に行ったり、最終的にはエクセルでライフプランを自作するところまでたどり着きました。
今回は、その話をしたいと思います。
この記事でわかること
- ライフプラン表(キャッシュフロー表)ってそもそも何?
- エクセルで自作するとどんないいことがある?
- 僕が実際に作ってみて気づいたこと・ビビったこと
- 「作るのが目的」にならないためのコツ
ライフプラン表とは何か?
ライフプラン表(キャッシュフロー表) とは、自分や家族の収入・支出・貯蓄残高を、1年単位で数十年先まで一覧にした表のことです。
日本FP協会によると、「毎年の収入合計から支出合計を引いた年間収支をもとに、貯蓄残高がどう変化していくかをシミュレーションするもの」 とされています。作成期間の目安は20〜30年分。子どもの教育費がかからなくなるまで、あるいは定年退職するまでの期間を目安に作るのが一般的です。
金融庁もライフプランシミュレーターを公開していて、厚生労働省や総務省のデータをもとに収入・生活費を自動計算してくれます。
ただし、「あくまで現在の情報をもとにした試算であって、将来を保証するものではない」 というのが公的機関・FP共通のスタンスです。これは大前提として頭に入れておいてください。
FP相談では足りなかった、だから自分で作った
少し前に、マンション購入を検討していたタイミングで無料のFP相談に行きました。
収入と支出のバランスを整理してもらえたのは良かったんです。でも、正直「ざっくりしすぎでは?」と感じる部分も多くて、見積もりの甘さが気になってしまいました。子どもの教育費ひとつとっても、公立か私立か、習い事の数によって全然変わるじゃないですか。「平均値ベースで計算しますね」って言われても、自分の家庭には当てはまらないかもしれない。
それで、「自分の家庭に合わせた数字で自分で作ろう」と決めました。
エクセルを開いて、縦軸に自分・妻・子どもの名前、横軸に西暦と年齢を並べて。20〜30年分を一気に作りました。
実際に作ってみてビビったこと
まず収入の設定からつまずきました。
僕はボーナスがある会社員なんですが、ボーナスって絶対もらえる保証ってないんですよね。業績が悪化したら普通に下がりうる。なので、ボーナスは「もらえない前提」か「かなり少なめ」に設定しました。厳しめにしておかないと、計画が楽観的すぎる方向にズレていくので。
支出は思った以上に細かく設定しました。外食、服飾、旅行、車の維持費、子どもの習い事…全部入れると、「こんなにかかるのか」と正直ビビりました。
そして一番衝撃だったのが、金利の影響の大きさです。
住宅ローンの返済をシミュレーションするとき、変動金利が1%以下のケースと、2%を超えるケースで計算し直してみたんです。そうしたら、総返済額の差が数百万円単位で出てくるんですよね。月々の返済額は数千円の差でも、30年積み上がると全然違う。「変動金利で大丈夫かな」という不安があらためてリアルに感じられました。
最悪の条件でも家計が破綻しないようにしておかないといけない、と強く思いました。
正直、「これなら賃貸でも良かったんじゃ?」という気持ちが一瞬よぎったのも事実です。でも、自分でシミュレーションしてみたからこそ、「今の住宅ローンの金額なら最悪条件でもギリギリ耐えられる」という根拠が持てた。それがわかっただけでも、作った意味があったと思っています。
あと、育休中のことも反映しました。収入が一時的に下がる時期があって、妻の収入も減る。そのタイミングで貯蓄残高がどう変化するか、グラフにしてみたらしっかりへこんでいて。「やばいな」とは思いつつも、事前に把握できていたから焦らずに済んだ部分が大きかったです。子どもの服がすぐ小さくなること、ミルク代などの消耗品が思った以上にかかることは正直想定外でしたが(笑)、大きな流れはシミュレーション通りでした。
「一回作って終わり」はもったいない
専門家もよく言っているんですが、ライフプランは「作ること」より「更新し続けること」のほうが大事です。
日本FP協会も「ライフプランはあくまで計画ですから、その時々に合わせて柔軟に見直しをしていくものです」と言っています。一度精度の高いものを作ることより、定期的にアップデートすることのほうがはるかに価値がある。
僕は今、マネーフォワードME(家計管理アプリ) で日々の収支を管理しつつ、たまにエクセルのライフプランも見直すようにしています。ライフイベントがあった時や、年に一回くらいのペースで数字を更新する感じです。
ざっくり作ったものが「完成版」でも全然いいと思います。むしろ最初から完璧を目指すと手が止まるので、まずは5〜10年分だけ作ってみるのがおすすめです。
まとめ
- ライフプラン表は、将来の家計収支と貯蓄残高を数字で「見える化」するツール
- FP相談は概要を把握するのに役立つが、自分の家庭に合わせた細かい計算は自分でやるのがベスト
- エクセルで作ると金利・収入変化・育休などを自由にシミュレーションできる
- 金利の影響は想像以上に大きい。1%台と2%台でも総額は大きく変わる
- 精度より「継続的な見直し」が大事。毎年少しずつアップデートしていこう
漠然とした不安は、数字にしてみると意外と整理できます。「完璧なものを作ろう」じゃなくて、「自分の家計をざっくり把握しよう」くらいの気持ちで始めてみてください。一緒にやっていきましょう!
※本記事は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。シミュレーション結果はあくまで試算であり、将来の結果を保証するものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。

