投資信託の選び方、初心者はこれだけ見ればいい【4つのポイントで迷わない】
「投資信託って種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない……」
この悩み、すごくよくわかります。
僕も最初に楽天証券を開いたとき、ファンドの数の多さに完全に思考停止しました。
「えっ、これ全部から選ぶの?」
って(笑)。
でも、今はそこまで迷わず選べています。
理由はシンプルで、投資信託を選ぶときに見るポイントは、ある程度絞れるとわかったからです。
この記事では、僕が投資信託を選ぶときにチェックしているポイントを、初心者向けにできるだけわかりやすくまとめます。
この記事でわかること
- 投資信託はたくさんあるけど、全部を見る必要はない理由
- 初心者がチェックしたい4つのポイント
- 信託報酬が長期投資で重要な理由
- 純資産総額や運用実績を見るときの考え方
- インデックスファンドとアクティブファンドの違い
- SNSの情報に惑わされず、自分で判断する方法
- 僕が個別株からインデックスファンドに変えた理由
投資信託は約5,800本ある。でも、全部を見る必要はない
まず、投資信託がどれくらいあるのか見てみましょう。
2025年12月末時点で、公募投資信託の運用中ファンド数は5,775本。純資産総額も約301兆円まで増えています。
これだけあると、
「5,775本の中から自分に合うものを探してください」
と言われているように感じますよね。
僕なら普通に嫌です(笑)。
でも、ここで覚えておきたいのが新NISAのつみたて投資枠です。
金融庁が一定の基準を設けて、長期・積立・分散投資に適した商品を対象にしています。
2026年6月25日時点では、つみたて投資枠の対象商品は358本でした。
つまり、最初から5,775本すべてを見る必要はありません。
もちろん、つみたて投資枠の対象だから「絶対に儲かる」という意味ではありません。
投資なので値下がりすることもあります。
ただ、金融庁が一定の基準を設けた商品群から選べるというだけでも、初心者にとってはかなり選びやすくなります。
金融庁の対象商品の基準には、販売手数料が無料であることや、信託報酬が低水準であることなども含まれています。
なので僕なら、まずは「つみたて投資枠の対象商品」というところから絞ります。
初心者がチェックしたい4つのポイント
ここからが本題です。
僕が投資信託を選ぶときに、特にチェックしたいのはこの4つです。
① 信託報酬
② 純資産総額
③ 運用実績
④ インデックスかアクティブか
もちろん、これだけで投資信託の良し悪しがすべて決まるわけではありません。
でも、最初の入り口としてはかなり使いやすいと思っています。
① 信託報酬|長期投資だからこそコストを見る
まず見てほしいのが信託報酬です。
信託報酬とは、投資信託を保有している間にかかる管理・運用のための費用です。
投資信託を持っている間、基本的に毎日少しずつ差し引かれていきます。
ここで大事なのは、
「たった0.1%くらいなら気にしなくてもいいでしょ」
と考えないこと。
投資は長期間続けることが多いので、小さなコスト差でも積み重なっていきます。
たとえば、100万円を運用していてコストが年0.5%違えば、単純計算で年間5,000円の差です。
これが10年、20年と続けば無視できない金額になります。
ただし、ここで注意したいのは、
「信託報酬が安ければ必ず優秀なファンド」というわけではない
ということです。
どんな指数に連動するのか、何に投資するのかなども一緒に確認する必要があります。
僕の場合は、同じような投資対象の商品を比較するときに、まずコストをチェックするようにしています。
長期で持つなら、コストは安いに越したことはないですからね。
② 純資産総額|ファンドの規模を確認する
次に見るのが純資産総額です。
純資産総額というのは、簡単に言えば「その投資信託が運用している資産の合計」です。
これを見る理由は、ファンドの規模感を確認するため。
純資産総額が極端に小さいファンドの場合、運用を続けることが難しくなり、将来的に繰上償還される可能性があります。
ただし、
「50億円以上なら絶対安心」
というように、数字だけで判断する必要はありません。
ここは少し注意したいところです。
実際、金融庁のつみたて投資枠では、アクティブ運用の投資信託について「純資産額50億円以上」などの基準があります。
一方で、これはすべての投資信託に共通する「50億円あれば安全」という基準ではありません。
なので僕なら、
- 純資産総額が極端に小さくないか
- 資金が継続的に流入しているか
- ファンドが長く運用されているか
などをまとめて確認します。
「50億円」という数字だけに飛びつかないことが大切です。
③ 運用実績|長く運用されているかを見る
3つ目は運用実績です。
ここでは、
「過去にどれくらい儲かったの?」
だけを見るのではありません。
むしろ僕が見たいのは、
「そのファンドがどのくらいの期間、運用されているのか」
というところです。
設定されたばかりのファンドだと、長期的な運用実績を確認することができません。
そのため、僕なら1年だけではなく、
- 1年
- 3年
- 5年
- それ以上
といった複数の期間で確認します。
ただし、ここも「5年間の成績が一番いいファンドを買えばOK」という話ではありません。
過去の成績が良かったからといって、将来も同じように伸びる保証はないからです。
むしろ、
「何に投資していて、どんな指数を目指していて、その結果として過去どう動いてきたのか」
を見ることが大切だと思っています。
④ インデックスか、アクティブか|まずは違いを理解する
4つ目が、インデックスファンドかアクティブファンドかです。
インデックスファンドは、S&P500や日経平均、TOPIXなどの指数に連動することを目指す投資信託。
一方、アクティブファンドは、ファンドマネージャーなどが銘柄選択や運用判断を行い、指数を上回ることなどを目指します。
金融庁のつみたて投資枠にも、インデックス型とアクティブ型の両方が含まれています。
なので、
「金融庁が認めている=全部インデックス」
というわけではありません。
それでも初心者が最初に選ぶなら、僕はインデックスファンドから考えるのがシンプルだと思っています。
理由は、
- 仕組みが比較的わかりやすい
- コストが低い商品が多い
- 市場全体に分散して投資しやすい
- 自分で銘柄を選ぶ必要がない
といったところです。
もちろん、アクティブファンドが悪いという話ではありません。
「どんな運用をしているのか理解したうえで選ぶ」
のであれば、アクティブファンドも選択肢になります。
大切なのは、「なんとなく人気だから買う」を避けることだと思っています。
僕が個別株でやけどして、インデックスに落ち着いた理由
ここからは僕の話をさせてください。
入社2年目のとき、個別株を始めました。
「ちゃんと調べればいける」
と思って手を出したんですが、全然ダメでした。
コロナ禍で**-20%の損失**を出して、最終的には撤退。
もちろん、お金が減ったことも痛かったです。
でも、それ以上にしんどかったのが精神的なダメージでした。
仕事中にトイレで何度も株価を確認して、下がっていたらモヤモヤしたまま仕事に戻る。
そんな毎日でした。
株主優待でマックのクーポンをもらえたときは素直に嬉しかったし、個別株そのものが悪いとは思っていません。
ただ、当時の僕には向いていなかった。
個別株の場合、自分で会社を調べて、買うタイミングを考えて、その後も値動きを気にする必要があります。
僕にはその知識も経験も足りていませんでした。
その反省から、今は楽天証券でインデックスファンドを中心に積立しています。
毎月自動で積み立てるようにしているので、以前のように株価をリアルタイムで追いかける必要もありません。
相場が下がったときも、
「今は安く買えている」
と思えるようになりました。
もちろん、下落相場で毎回そう思えるほど強いわけではないですけどね(笑)。
SNSの「ヤバい情報」に惑わされないために
もう一つ、投資信託選びで大切だと思っていることがあります。
それが、SNSの情報をそのまま信じないことです。
SNSを開くと、
「S&P500はもう終わり!」
「この投資信託が絶対おすすめ!」
「今すぐ買わないと損!」
みたいな投稿が流れてくることがあります。
僕も最初はドキッとしていました。
でも、翌日にはまったく違うことを言っている人もいます。
それを毎回追いかけていたら、投資するたびに迷ってしまいます。
今の僕が以前ほど惑わされなくなったのは、「変わりにくい基本的な知識」を自分の頭に入れるようになったからです。
たとえば、
- 長期投資ではコストが重要
- 分散することでリスクを抑えやすい
- 過去の成績は将来の利益を保証しない
- 投資信託には元本割れの可能性がある
- 自分が何に投資しているのか理解する
こういう基本的な部分です。
毎日の株価やSNSの煽り文句より、
「自分が何のために投資しているのか」
を考えるほうが、ずっと大切だと思っています。
初心者なら「完璧なファンド」を探さなくていい
投資信託を選んでいると、
「もっと成績がいいファンドがあるんじゃないか?」
「もっと信託報酬が安い商品があるんじゃないか?」
と、どんどん迷い始めます。
僕もそうでした。
でも、ここで考えすぎる必要はないと思っています。
投資で一番避けたいのは、
「迷いすぎて何も始められないこと」
だからです。
もちろん、投資先を適当に決めていいわけではありません。
ただ、
①コスト
②純資産総額
③運用実績
④インデックスかアクティブか
このあたりを確認して、自分が理解できる商品を選ぶ。
そして、その商品を長く持ち続ける。
それくらいシンプルに考えてもいいと思っています。
まとめ|投資信託選びは「4つだけ」チェックしよう
投資信託は何千本もあります。
最初は「こんなの選べない……」と思うかもしれません。
でも、最初から全部を見る必要はありません。
まずは新NISAのつみたて投資枠など、一定の基準を満たした商品から探してみる。
そのうえで、次の4つをチェックします。
| チェック項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 信託報酬 | 同じような商品なら低コストか |
| 純資産総額 | 極端に小さくないか |
| 運用実績 | 複数の期間で確認する |
| 種類 | インデックスかアクティブか |
ただし、これは「4つを満たせば必ず儲かる」という話ではありません。
投資信託には元本割れのリスクがありますし、過去の運用実績が将来も続く保証もありません。
それでも、何も考えずに「SNSでおすすめされていたから買う」よりは、ずっと自分で納得して選びやすくなるはずです。
僕自身、個別株で痛い目を見てから、シンプルに続けられる投資の大切さを身をもって学びました。
完璧なファンドを探し続けるより、
「自分が理解できて、長く続けられるものを選ぶ」
ことのほうが、僕は大切だと思っています。
一緒にコツコツやっていきましょう!
参考・出典
この記事では、投資信託の本数や新NISAの対象商品などについて、公的機関の情報を参考にしています。
※本記事は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。投資信託の選択は、ご自身の資産状況や投資目的、リスク許容度などによって異なります。過去の運用実績は将来の成果を保証するものではなく、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任においてお願いします。

